日本で家を建てる時には地震対策が必要不可欠

日本は、北米プレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレート、太平洋プレートという大きな4つのプレートがちょうどぶつかりあっている場所にあるために、巨大地震が非常に発生しやすい環境にあります。

そのため特に日本では家を建てる時に必ず耐震などの地震対策を考えなければなりません。

ハウスメーカー各社も様々な地震対策の技術を開発しており、それを強くアピールしています。

建物が地震による被害を受けるのを抑える技術としては大きく3つあります。

耐震、免震、制震の3つです。

どれも似ているような言葉で、地震対策のための技術だということは分かると思うのですが、詳しくそれぞれの内容を理解している人はそれほど多くありません。

地震に強い家を建てるためにはこの3つの内容とそれぞれのメリット・デメリットを理解しておく必要があります。

これから1つずつ分かりやすく説明していきます。一度分かってしまえばそれほど難しいものではないので安心して下さい。

耐震、免震、制震を分かりやすく解説

まず、耐震について説明します。

【耐震技術】

耐震技術というのは、地震の力を建物の構造体自体の力で耐えられるようにして、建物が倒壊しないようにする技術の事です。

在来工法でよく使われる耐力壁や筋交いなどが耐震技術の代表的なものです。

耐力壁や筋交いを使った耐震技術

耐震構造は建築基準法で厳格に義務付けられているため、全ての建物で必須の技術となっています。

耐震は建物全体を堅く強固にして、地震の揺れを受け止めるため、建物自体の被害を避けることはできません。

したがって、一度目の地震を持ちこたえたとしても、建物が損傷していることがあり、余震などで倒壊し二次災害を受ける危険があります。

【免震技術】

次に免震です。

免震技術とは、地盤と建物の間に積層ゴムやベアリングなどの免震装置を設置して、地震の揺れがそのまま建物に伝わらないようにする技術です。

ベアリングや積層ゴムを使った免震技術

地震の揺れから建物を「免れる」ようにするという点で、免震という言葉が使われています。

免震構造の建物は地震のエネルギーを10分の1くらいに低減できると言われており、地震対策としては非常に優れている技術です。

免震は地震によって揺れている地盤と建物を切り離す技術ですので、地震の揺れが建物に伝わることを防ぐことができます。

したがって、建物内の揺れを抑えて家具の転倒などを防ぐことができます。

また、建物自体が損傷を受けないために、余震などにも強く二次災害を防ぐことができます

免震のデメリットはコストが高いことです。新築で家を建てる場合、制震住宅に比べると免震住宅は数倍のコストが必要になります。

また、免震技術は強固な地盤であることが必要となりますので、軟弱地盤の場合には地盤改良が必要になりさらに価格が高くなる可能性があります。

【制震技術】

最後に制震です。

制震技術は、地震の揺れによる建物の倒壊を防ぐために、地震の揺れを一度建物の構造部分で受け止め、そのエネルギーを素早く制震パネルや制震ダンパーなどの制震装置で吸収する技術です。

制震パネルや制震ダンパーを使った制震技術

地震の揺れによって最も損傷しやすい柱間や壁などの箇所に制震ダンパーなどを設置し、地震による運動エネルギーを熱エネルギーなどに変換するなどして揺れを吸収して建物自体の揺れを和らげます。

制震装置は一般的な住宅であれば50万円くらいの比較的少ないコストで設置できるためによく使われています。

各ハウスメーカーも様々な制震技術を開発して取り入れることで会社の強みをアピールしています。

制震住宅も免震ほどではありませんが、地震の揺れを半分くらいに低減することができます。

したがって、建物の損傷を抑えることができるため、余震などの二次災害にも比較的強い技術です。

以上が耐震、免震、制震の大まかな説明です。

一般の住宅ではコストがかかりすぎるため採用されることはほとんど無く、ほとんどが制震住宅となっています。

そのためハウスメーカーは地震対策の点では、各社がそれぞれ開発した制震技術の優位性を強くアピールしています。

ハウスメーカーによって、色々な特徴があって、強みと弱みがありますので、家作りにおいて地震対策を重視するのであれば、候補となる複数のハウスメーカーに資料請求して、各ハウスメーカーの制震技術を事前に知っておくようにしましょう

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その後で住宅展示場に行って、実際に建物を見ることでより理解を深めることができます。

モデルハウスにいる営業マンは、自社の良い部分しか言わない事が多いのですが、事前に複数のハウスメーカーの資料に目を通して、各社の制震技術の特徴を知っておけば簡単に騙されないでしょう。