アパートやマンションの賃料を何年分捨てますか?
マイホームを建てると決意したのに、なかなか具体的な行動を起こすことができないという人がたくさんいます。
もし、あなたもその一人なら、まずはこれから言う事実をしっかりと認識して下さい。
人間は、生きていくために必ず住む場所(家)が必要ですよね。
その住む場所というのは、3つのパターンしかないのです。
- 一生死ぬまで賃貸のアパートやマンションに住む
- 自分のマイホームを建てて住む
- 親などの家に同居させてもらう
この3つ以外に選択肢はありません。
そして、マイホームを建てると決意したのであれば、早く土地を買って家を建てるしかないのです。
迷うことは何もないのです。
家族で住むようなファミリー向けの賃貸物件は、割高な傾向にあるので、毎月支払う賃料と同じくらいの返済額でマイホームを建てることができます。
特に最近は、住宅ローンの金利が低いので、頭金をほとんど用意せずに住宅ローンを組んでマイホームを買うというのも良い方法です。
月々の住宅ローンの返済額と賃貸で支払う賃料がほとんど同じなのであれば、できるだけ早く土地を手に入れてマイホームを建てないと、お金を捨てているようなものなのです。
例えば、30歳で結婚して、月8万円の賃料のアパートに住んで、40歳の時にマイホームを建てたAさんと、30歳で結婚してすぐにマイホームを建てて毎月8万円の住宅ローンの返済をしているBさんを比べてみた場合。
AさんはBさんに比べて960万円も損をしている事になるのです。
賃料というのは基本的に払った後に何も残らないものなので、言い方は悪いかもしれませんが、お金を捨てているのと同じなのです。
家賃を払うというのは、お金を捨てているのと同じで、非常にもったいないという事だという事を理解すれば、ぐずぐずすることなく早く行動に移せますよね?
さらに、早く土地を買った方がいい理由として、もっと大事な事があります。
それをこれから説明します。
子供の転校の問題。成長に伴って増加する教育費など
マイホームは、できれば子供が小学校に入学する建てる事をおすすめします。
当たり前の事ですが、土地は一度買ってしまえば動かすことができません。
子供が小学校に入学してから、良い土地が見つかり、そこに家を建てるとすると、通っている小学校の学区から外れてしまうことが多いです。
何年か通って学校にも慣れてきて、友達も増えてきたのに転校という事になれば、子供にとっては大きなストレスになるし、友達との別れも悲しいものです。
子供のためにも、小学校に入学する前に自分たちが住む場所を決めてしまって、マイホームを建て、転校しなければならないという事態にならないようにしてあげましょう。
実際にマイホームを建てた人のアンケートでも、子供の転校の事を考えて小学校に入学する前に決断したという人がとても多いです。
また、戸建を建てると町内や近所のママ友ができますし、学校での様子などの情報交換ができたりして、子供の安全面でも安心できます。
経済的な面から考えても、子供がいる家庭の出費が最も大きくなるのは、子供の義務教育が終わる頃です。
高校に進学する時に、公立か私立かによって出費は異なりますが、いずれにしてもそれくらいの時期から教育費や食費などを中心に出費が大きくなります。
それまでに、できるだけ返済を済ませておくとか、貯金しておくなどしておくと、住む場所が確保できているという点で、精神的に余裕が生まれて楽になります。
高齢になると、住宅ローンの借入期間も短くなってしまうので、借入できる金額も少なくなって理想の土地や家を手に入れられなくなるというリスクもあります。
そして、何よりマイホームを建てて一番喜ぶのは子供です。
賃貸のアパート、マンション、借家では、どうしても思い切り遊びまわることができませんが、自分のマイホームであれば、遠慮なく遊び回ることができます。
柱や壁に子供の身長をマジックで書いたりして、成長を実感して幸せを感じることだってできます。
子供が笑顔で楽しそうにしている姿を見るのが、親にとっての何よりの幸せですよね。
子供が大きくなってから家を建てても、子供はそれほど喜びません。
一番子どもが喜び、それを見て親も幸せを感じられる小学校入学前くらい、というのを一つの基準として決断する事をおすすめします。